ユビキタス技術で子どもを守る 第1回

個別IDブザーで登下校管理/ジーフォース

子どもの登下校中の安全を確保するシステムの導入が、全国的に広がっている。ジーフォース(東京都荒川区、相澤裕豪社長)が昨年9月から提供開始した「GFセキュリティーゲートシステム」は、微弱無線方式による小規模登下校管理システム。個別IDを発信する防犯ブザーを身に付けた子どもが、校門と昇降口の2カ所を通過すると、保護者のPCや携帯電話に通知する。2カ所通過でデータ処理するため、通過の方向性を感知でき、誤作動なく登下校管理が行える。

 同システムを地域の学習塾や公共施設などにも設置することで、子どもの行動範囲を狭めることなく安全を確認出来る。保護者などからは街中だけでなく「神社や林など、ひと気の少ない場所に設置したい」といった提案もあったという。

 さらに、オプションのGPS専用端末「みっけ!GPSモバイル」を身につければ、子どもが危険な目に遭った際にブザーを鳴らすと、保護者の携帯電話に自動音声とメールで緊急通知する。ブザーから微弱電波が端末に送られ位置発信する仕組みで、世界初の機能。市販の携帯端末にアダプタを装着して、緊急通知機能を付加することも可能だ。

 「みっけ!GPSモバイル」は通話専用のPHSで、子どもの安全のためメール機能を排除。搭載されたGPS機能に加えて、PHS基地局情報を利用するため、より高い精度で位置検索できる。子どもの帰りが遅いといった場合には、専用ホームページにアクセスし、IDとパスワードを入力すると、子どもの居場所を地図で表示する。子どもも、迷子になった際には、端末の「みっけ!ボタン」を押すと、ブザー音はならずに保護者に居場所を知らせることが出来る。


総務省が昨年度から発表している「ユビキタスネット技術を用いた子どもの安全確保システムに関する事例」をもとに、子どもを犯罪や事故から守る最新技術や取り組みを紹介する。

(2007年5月25日号より)

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