学校の管理に関する緊急対策と財政支援について

文部科学省と総務省は、大臣談話や6月11日付け通知において、都道府県教育委員会などに緊急の安全対策を要請したが、このほど具体的な実施例を上げて、13年度中に実施する財政支援を発表した。
公立学校における緊急対策費用は総務省の特別交付税で監視カメラなどの防犯設備、ブザーなどの非常通報装置の設置費用、地方債により、校門やフェンス等の整備、教室や職員室の配置の変更などを講ずる。
また、私立学校については文部科学庄野私立高等学校など経常費助成費補助金、国立大学の付属学校に置いては国立学校と区別会計において緊急予算化を行う。
実施概要は次の通り。

幼児児童生徒の安全確保および安全管理に関する緊急対策例

来訪者への対応等
○出入口の限定や立て札・看板などの設置
○来訪者の受付や声かけによる身許確認
○来訪者の入校証・名札などの着用

施設設備の点検整備
○監視カメラ・インターホン(カメラ付き)等の防犯設備の設置
○校門・フェンス・外灯・鍵などの点検整備
○非常電話・ベル・ブザー等の非常通報装置の設置
○教室や職員室等の配置の変更
○窓ガラスを透明なものに交換(防犯ガラス等の採用)
○死角の原因となる立木等の障害物の撤去

安全管理の徹底
○警報用ブザーの教職員・幼児児童生徒への貸与
○教職員による構内巡回の実施・強化
○学校警備員・監視員等の配置
○保護者やボランティア等による学校内外の巡回(謝金支給の場合を含む)
○危機管理マニュアルの作成や教職員に対する安全管理の指導・研修・訓練の実施
○不審者発見時の迅速な警察への通報の励行

幼児児童生徒への対応
○集団(複数)登下校の実施(指導)
○安全管理についての幼児児童生徒への指導や避難訓練の実施
○安全管理に関するパンフ・リーフレット等の作成・配布
○地域安全マップ等の作成

保護者・地域・関係団体(PTA、自治会、青少年教育団体等)との連携
○保護者・地域住民・関係団体への協力依頼
・保護者やボランティア等による登下校時の立哨(謝金支給の場合を含む)
・登下校時の保護者の同伴
・学校活動における学校支援ボランティアの協力
・不審者発見時の学校等への通報依頼
○余裕教室等を地域住民の学習・交流の場に活用
○安全管理に関するパンフ・リーフレット等の作成・配布
○連絡会・協議会等の設置
○子ども110番の家の導入(増加)や対処方法の指導
○CATV、コミュニティFMおよびインターネット等による情報提供

警察や消防署等の関係機関との連携
○学校内外の巡回や安全確保の協力依頼
○連絡会・協議会などの設置
○所轄警察の協力による安全教室・防犯訓練等の実施
○通学路の安全点検と要注意個所の改善に関する協議


(セキュリティ産業新聞8月10日号)

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