セミナー(第2部)

専門家(メーカー)からの提案

3人の講師の講演の後、メーカー3社からプレゼンテーションを交えた具体的な機器システムの提案があった。

1、学校での安全管理支援システム
株式会社エルモ社
営業部次長 ・上野昭治氏

エルモ社は大正10年創立、今年で80周年になります。学校との関係では16ミリ、スライド映写機、OHP等を納入させて頂いて永いつながりがあります。
カメラ関係は昭和59年から製造をはじめ、大手のスーパー等にも納入してきました。
学校は特に近年、先生方は開かれた場所として、住民と交流を深めること、地域密着型を目指して努力されてきたのではないか、と思います。
今回、大阪で不幸な事件が起きまして、われわれエルモ社としても何かお手伝いできないか、といくつかの提案をさせて頂きます。
現状の対応策としては

・校門扉を1個所に、門の近くで先生や父兄の方が監視する。
・子供たちが防犯グッズを持つ。
・父兄の方が学校周辺を巡回する。
・部外者はかならず氏名の記入を依頼する。
・先生が常に部外者を気にかける。
等があります。エルモ社としては5段階の設置提案例を作成しました。不審者が校内に入る前にチェックをする、これが第1のコンセプト、2つめは東京都下の学校で、先生方は授業中でも校庭を見張りながら授業をしていると苦労されている様子を聞きました。先生方の負担を軽くする、これが第2のコンセプトです。

○提案例1
校門など出入口1個所にカメラを設置し、職員室にモニターをおきます。校門に赤外線センサーを設置、センサー連動で人が来た際には職員室に警報音(チャイム)がなります。いつも監視している必要はなく、チャイムが鳴った時に見ればカメラ映像を録画しているので、不審者の確認ができます。

○提案例2
例1と同様のシステムで出入口4個所に4台のカメラを設置します。

○提案例3
校門の側にインターホンとカメラを設置し、音声と映像の両方で人物確認を行い、不審者の侵入を防ぐシステムです。

○提案例4
カメラ4台、校門に赤外線センサーを設置して職員室のパソコンでモニターします。センサーから警報音がなると同時に監視用パソコン画面が拡大、静止画として不審者の姿を記録します。パソコンによる監視カメラの管理ができます。

○提案例5
校門近くに、受付システムを設置し、登下校時以外は門を閉め、来客者は校門側の扉から出入します。出入は職員室から一元管理し、来客者はインターホンか暗証番号を押さないと校内に入れません。また、タイムラプスビデオまたはハードディスクで、不審者の姿を確認、記録できます。 設置費用としては提案例1で58万円。タイムラプスビデオを除きますと32万円の標準価格です。ビデオまでは必要な伊予、という声も聞きます。工事費は別途ご請求となります。
予算がないと言うことで提案例1、2、3をメインにお勧めしています。

以上が学校の安全管理へのわれわれエルモ社からのご提案です。
文部科学省の通達もあり、当社でも情報を集めていますが、まだ、検討中のところが多いようです。カメラ設置に関しては神奈川県の教育委員会などでも18個所中、カメラ設置を決めたのははわずか3個所、後は検討中。茨城県でも18の教育委員会がありますが、3個所が検討中、後の15個所はカメラ設置はしない、という事でした。業界全体で協力してもう少しカメラやセキュリティ機器の普及に弾みを付けられたら、と考えています。

(8月10日号より)

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