ユビキタス技術で子どもを守る 第2回

カスタマーセンターがバックアップ/日立ビルシステム

学校への不審者侵入などに対応した緊急通報システム「学校みはり番」を提供している日立製作所都市開発システムグループ(高橋英明CEO)と日立ビルシステム(池村敏郎社長)は、「学校みはり番」の新サービスとして、子どもが通学路で不審者に遭遇した場合の緊急通報システムを開発した。子どもが緊急通報端末のストラップを引くだけで、一次連絡先に緊急通報するシステム。通報受信後に専用ホームページにアクセスすれば、通報場所を確認できる。
 大きな特長がバックアップ体制。エレベーターの保守・管理を行う日立ビルシステムのシステムを活かし、カスタマーセンターが24時間365日、バックアップ受信サービスを提供する。一次連絡先に通報の受信確認を行い、受信確認ができない場合には、別に指定した二次連絡先(学校が契約する警備会社など)に緊急通報の発生、通報者の学年や氏名、通報場所の住所などを通知する。
 さらに、学校では「学校みはり番」の校内緊急通報システムと連動させ、大型LEDによる警報表示器に通報を表示することが可能。曜日や時間帯によって二次連絡先を変更することも可能で、放課後や休校日などの通報の確実性を向上させることができる。
 子どもが持つ端末は、持ち運びしやすい小型サイズ(35×58×14o、重さ約31g)。通信には利用可能地域が広い公衆PHS回線を使用するため、全国の学校で利用できる。卒業や入学に伴う登録情報の変更などの運用管理は、カスタマーセンターがサポート。個人情報を扱うため、導入時に顧客と相談の上で運用サービス内容を決める。 日立グループはそのほか、子どもが校門を通過した際に保護者の携帯電話にメールで画像を送付する登下校映像配信システムを提供。マンション向けには、子どもの帰宅時にもメール通知するシステムなども提供しており、「自宅から学校までの児童の日常の生活動線を一貫して見守るサービスを提供できる」としている。  

(2007年6月10日号より)

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